毎年年末に発表される今年の漢字。
今年2021年は、12月13日(月)に発表されます。
昨年の2020年は、新型コロナ感染症の流行で「3密」という言葉が提唱され、「密」という漢字が1位に選ばれました。
今年はどの漢字が1位になるか楽しみですよね。
今年の漢字は、毎年清水寺で発表されています。なぜ清水寺なのか、また書く人は誰なのか、今回はそれらについて調べてみました。
今年の漢字が清水寺の理由は?
今年の漢字が清水寺で発表される理由は、主催者である日本漢字能力検定協会(漢検)の本部が京都にあり、京都を代表する寺院で国内外の人が知っている場所だからとのことです。
確かに清水寺は、日本では修学旅行などでも行くことが多く、学生の頃から知っている人も多いですね。
桜や紅葉も綺麗で外国人の方も多く訪れるので、京都を代表する寺院というのは納得ですね。
今年の漢字を書く人は誰?
毎年、今年の漢字を書いている人は、清水寺の森 清範(もり せいはん)貫主です。
貫主(かんす)とは、お寺の本山に勤める住職のことだそうです。
森 清範貫主は、1940年に京都・清水に生まれ、1955年に当時の清水寺貫主である大西良慶さんのもと入寺、1988年4月に清水寺貫主に就任されました。
ちなみに今年の漢字を書くのは、練習無しのぶっつけ本番とのことです。
今年の漢字は何時から発表?
2021年の今年の漢字は、12月13日(月)の14時から発表されます。
平日の午後なので、リアルタイムで見るのが難しい人も多いかもしれません。
仕事や学校が終わったらニュースなどでチェックですね!
ちなみに、今年は13日ですが、毎年12月12日頃に今年の漢字が発表されています。
12月12日は、日本漢字能力検定協会が「漢字の日」と定めた日。毎年「いい字」を少なくとも「一字」は覚えてほしいという願いから、12(いいじ)月12(いちじ)日の語呂合わせで決めたとのことです。
今年の漢字の決め方は?
国民から応募された漢字の中で、最も多かった漢字を今年の漢字としています。
応募数を元に漢検が決めているわけではなく、純粋に応募数で決まるそうです。
そのため過去に選ばれた漢字と同じになることもあるそうで、「金」は3回(2016年、2012年、2000年)、「災」は2回(2018年、2004年)1位に選ばれています。
決定した今年の漢字は清水寺で揮毫(きごう)されます。揮毫とは毛筆で文字や絵をかくこと。
揮毫された書は、1年の出来事を清めるとともに、新年が明るい年になることを願って奉納されるそうです。
また、揮毫されるのは1位の漢字のみですが、毎年上位20位まで発表されていて、全体を「今年の漢字」と呼ぶとのことです。
今年の漢字の応募方法は?
応募方法には、個人応募と団体応募があります。
個人応募は、Web応募、はがきでの応募、また、清水寺や書店・図書館など全国1,500箇所以上に設置されている「今年の漢字 応募箱」での応募があります。
2021年の応募期間は、11月1日(月)から12月6日(月)までです。
今年の漢字はいつから始まった?
今年の漢字の歴史は意外と浅く、始まったのは1995年(平成7年)です。
今年2021年で、26年目ということになります。
漢字の素晴らしさや奥深い意義を伝えるための啓発活動の一環として始まったそうです。
今年の漢字(2021年)のネット上での予想
2021年の今年の漢字について、ネット上ではどのような予想が上がっているのか調査しました。
コロナウイルスの変異株や、株価の変動から、「株」と予想。
オリンピックがあった年なので、「金」!
大谷翔平選手の活躍で、「翔」と予想。
コロナ感染再拡大の「再」。再生や再出発などの希望の意味も込めて。
「新」と予想。コロナ感染の新ステージ、大谷翔平選手の新記録ラッシュ、オリンピックメダル獲得数の新記録、新内閣発足、新庄新監督、新垣結衣結婚。
今年の漢字が清水寺の理由や書く人は誰?何時から発表で決め方は?まとめ
- 今年の漢字が清水寺の理由は、主催者の日本漢字能力検定協会(漢検)の本部が京都にあり、京都を代表する寺院で国内外の人が知っている場所だから。
- 今年の漢字を書いているのは、清水寺の森 清範貫主。
- 2021年の発表は12月13日(月)14時から。
- 今年の漢字の決め方は、国民から応募された漢字の中で最も多かった漢字。
ということでした。
今年の漢字の発表が楽しみですね!
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